2014年07月23日

コウノトリ(J0057)情報


梅雨明の大暑の日々のこれ程に」浅井青陽子

大暑らしい夜明けでした。
午前5時7分に西の鉄塔を飛び立ったコウノトリ(J0057)は
そのまま近場の小学校から水田へと降りました。
身体が隠れるほどに伸びた稲の間から
時々顔をあげながら小魚を捕っていました。
器用なものです。
もう全く魚が見えないと思いますが
上手く魚を銜えて顔をあげます。
観ている4爺とも感心しきりです。
青空をバックに悠然と飛ぶ姿もきれいですが、
こんな風に一面緑の中にいるコウノトリも輝いています。
今日も暑くなりそうです。
(2014/07/23 AM4:48~6:37 和歌山市)












  

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2014年07月22日

コウノトリ(J0057)情報(新しい休息場所確認)


これまでサギたちがコロニーを作っている
紀ノ川大堰の上流域には
コウノトリ(J0057)があまり行っていないと思っていましたが、
今日はじめて上流の中洲にいるところを見ました。
いつも見られる下流の干潟から大堰をはさんで
ちょうど同じぐらいの距離にあります。
この時は中州の上で休んでいましたが
前の浅瀬でも餌を捕っているようです。
ただしこのあたりは水量が多く捕るのはかなり難しいと思われます。
大堰から上流は淡水、下流は汽水域と
微妙に餌の環境も違いますので
この辺りではどんなものを食べているのか知りたいところです。
活動範囲の広さがますます拡大していきます。
(2014/07/22 PM3:00 和歌山市)

・上は右岸から南を見たところ、中洲にいます。
・3枚目は右岸から下流を見たところ。JR鉄橋、六十谷橋が見えます。
・4,5枚目は左岸から見たところ。前に開智中学校・高等学校、遠くに和泉山脈が。




  

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2014年07月22日

コウノトリ(J0057)情報


まん中に母在る暮しうちは風」井尻妙子

夜明け前の涼しい風が水面を渡る休耕田に
コウノトリ(J0057)は今朝も飛んでいきました。
午前5時9分でした。
やはり透き通った水辺がいいようです。
周辺の水田の稲は背丈も伸びて餌場としては
少し辛い状況になってきています。
これからは今朝のような水を張った休耕田や紀ノ川、
水量の少ない池などを巡っていくのでしょうか。
透き通った水辺は私たちにとってはありがたい場所です。
日陰を作って小魚を追い込むために
大きな翼をいっぱいに広げてくれます。
まるで「見てみて」と言っているようなポーズです。
翼の換羽も終わり内側は涼しげに透けて見えています。
きれいな朝でした。
(2014/07/21 AM4:34~6:21 和歌山市)

















  

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2014年07月21日

コウノトリの故郷・豊岡盆地を訪ねて


19、20日の2日間、兵庫県豊岡市を訪れてきました。
二度目の訪問です。
主目的は「第5回コウノトリ未来・国際会議」にあわせて
コウノトリ湿地ネットが開催した「市民交流会」に参加するためです。
が、せっかくですので初日の午後の会議を傍聴しました。
会議の詳細は省きますが
この中でドイツのホルガー・シュルツ博士が講演された内容が
たいへん興味深いものでした。
それは分類学的に日本のコウノトリと近い関係にある
ヨーロッパコウノトリの生態と渡りについてのお話です。
ヨーロッパコウノトリの大きな繁殖地の一つである
スペイン・アルファーロ地方のコウノトリは
たまたまそこに居合わせたものを餌とする「オポチュニスト」であり、
環境適応能力が大変高いということでした。
和歌山市にやってきている「和歌山コウちゃん(J0057)」は
まさにこれだと思いました。
そんなことを感じながら翌日、
コウノトリ湿地ネットの宮村さんに案内していただき
豊岡盆地のコウノトリの生息エリアをくまなく見せていただきました。
そして円山川下流域のコウノトリ生息の拠点である
「ハチゴロウの戸島湿地」で偶然にシュルツ博士と出会い、
和歌山コウちゃんのことを話すと
たいへん興味深そうに聞いてくださいました。
とにかく豊岡盆地は「コウノトリの故郷」そのものです。
いたるところにコウノトリが見られました。
その中には「和歌山コウちゃん」のお母さん(コウちゃん)の姿もありました。
本来は京丹後市に居るはずですが夫のハチベエが不慮の死を遂げてから
一人で周辺を移動しているようです。
そしてこの時期の訪問では見られると思っていなかった
巣立ち前の幼鳥にも戸島湿地で出会うことができました。
いつも一羽だけしか見ていない私たちにとっては
とても覚えきれないほどたくさんのコウノトリに会わせていただきました。
そしてそれ以上に地元はもちろんのこと
各地で熱心にコウノトリを見守り続けている
多くの皆さんに出会えたことが一番の収穫でした。
宮村さんはじめコウノトリ湿地ネットの皆さんありがとうございました。
(2014/07/19~20 豊岡市)


























  

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2014年07月21日

コウノトリ(J0057)情報


コウノトリ(J0057)は午後7時28分、西の鉄塔に戻ってきました。
北から旋回して留まるいつものコースです。
(2014/07/21 PM7:28 和歌山市)

  

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2014年07月21日

コウノトリ(J0057)情報


昨夜、コウノトリの故郷・豊岡市から帰ってきましたが
和歌山のコウノトリ(J0057)はいつもの鉄塔に居てくれました。
豊岡市では日ごろからそれぞれの地域で暮らすコウノトリを
熱心に見守っていらっしゃる大勢の方たちに出会うことができました。
この報告は改めて。
さて今朝の「和歌山コウちゃん」は
東の空にまだ月齢23.8の三日月が輝いているころ
ウォーミングアップを行い、
午前5時5分にゆっくりと北に向かって飛び出しました。
4爺観察隊は急いで後を追いましたが降りているであろう場所にいません。
何度も周辺を探しながら徐々に捜索範囲を広げ、
とうとう園部や紀ノ川まで足を伸ばしましたが見つかりません。
すると、やはり長老です。
最も鉄塔から近くの水田に降りていたのを発見してくれました。
どうやらまたまた「夜明けの鬼ごっこ」をしていたようです。
周辺の水田はしばらくすると土用の中干しが始まりますが
今朝はまだ水がいっぱいでした。
伸びてきた稲の株間に長いくちばしを刺して器用に魚を捕っていました。
そしておもむろに飛び立つと近くの民家の屋根に向かって
飛んでいきました。
今日も周辺の住宅地の上を元気に飛び回ってくれるでしょう。
(2014/07/21 AM4:28~6:23 和歌山市)





















  

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2014年07月20日

コウノトリをたくさん観ました。…

コウノトリをたくさん観ました。豊岡市


  

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2014年07月19日

コウノトリ(J0057)情報


二人して片足づつの清水かな」夏目漱石

蒸し暑い夜明けでした。
まだ薄暗い西の鉄塔に行くとコウノトリ(J0057)は
すでに翼をバタつかせてウォーミングアップをしていました。
蚊に刺されながら待つことおよそ半時間、
午前4時45分に南に向かって飛び立ちました。
たぶん西に旋回していくだろうと予測し楠見中の水田地帯へ。
すると数少ない休耕田の中にいました。
サギたちも寄ってきます。
しばらくすると突然飛び立ち、近くの屋根へ。
それから北の方角へ消えました。
鳴滝川を越えたのでしょうか。
私の今朝の観察はここまでです。
今日と明日の二日間、コウノトリの郷・豊岡市で
「第5回コウノトリ未来・国際かいぎ」が開かれます。
私は午後の会議を傍聴しようと思っています。
そして夜には、いつもきめ細かな情報を発信してくれている
「コウノトリ湿地ネット」主催の「市民交流会」に参加することにしています。
全国のコウノトリ飛来地の皆さんが
たくさんの興味深いお話を聞かせてくれるものと思います。
私は「和歌山コウちゃん」の現状を詳しくお話しようと思っています。
4爺観察隊の若手(≧∇≦)二人が参加します。
(2014/07/19 AM4:28~5:08 和歌山市)







  

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2014年07月18日

コウノトリ(J0057)情報


コウノトリ(J0057)は夕方、昨日と同じように紀ノ川の対岸で過ごしました。
そして川面が夕闇に包まれる
ころこちらに向かって飛び立ちました。
そのまま真っ直ぐに西の鉄塔へ。
夕暮れのきれいな飛翔でした。
(2014/07/18 PM6:35~7:25 和歌山市)



  

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2014年07月18日

コウノトリ(J0057)情報


扉うごけり合歓の花垂れたり」山頭火

昨夜紀ノ川から東の鉄塔に戻ってきたコウノトリ(J0057)は
いつのまにか西の鉄塔に移っていました。
入念に翼の手入れをしたあと
まだお日様が顔を見せない午前4時57分、
北に向かって飛び出しました。
紀ノ川方面へ行ったかと思い鳴滝川の堤防へ。
名残の合歓の花が咲いていました。
北東へ延びるきれいな飛行機雲を見ながら
楠見中の休耕田に戻ったところポツンと佇んでいました。
サギもやってきました。
稲が朝露に光っています。
蒸し暑い夜明けです。(2014/07/18 AM4:29~6:08 和歌山市)




















  

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2014年07月17日

コウノトリ(J0057)情報


朝顔の双葉のどこか濡れゐたる」高野素十

昨夜8時ごろまで近くの休耕田で観られたコウノトリ(J0057)は
今朝早く飛び立ったようでした。
今朝も夜明け前から4爺観察隊の捜索が始まりました。
どうやら楠見、園部地区にはいません。
私は紀ノ川へ。
紀ノ川大堰が薄く朝焼けに染まる頃、
対岸の干潟で翼の手入れをするコウノトリを見つけました。
時々餌を啄ばむ様子が見えます。
お日様が高くなってくるころトレーニングをするボートが
コウノトリの前を通過していきました。
来年の和歌山国体に向けてのトレーニングでしょうか。
水面すれすれを飛ぶコウノトリは紀ノ川にたいへんよく似合いますが、
滑るように進むボートもなかなかきれいです。
久しぶりに夜明けの紀ノ川の清清しい空気を吸うことができました。
(2014/07/17 AM4:35~5:56 和歌山市)











  

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2014年07月16日

コウノトリ(J0057)情報


月齢18.8のお月様が南の空に残っていました。
午前4時半すぎ西の鉄塔を飛び立ったコウノトリ(J0057)は
楠見中の水田周辺に向かいましたが
すぐに降りずに近くの電柱の上で入念に翼の手入れをしていました。
今日も暑くなりそうです。
しばらくこの辺りで過ごし、
どこかへ避暑にいくことでしょう。
(2014/07/16 AM4:19~6:07 和歌山市)














  

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2014年07月15日

コウノトリ(J0057)情報


間もなく夕陽が西の山に消えようとするころ、
コウノトリ(J0057)は北東の方から飛んできました。
4爺観察隊の3人は思い思いの場所を探していましたが、
飛んでくるのを最初に見つけたのはやはり長老でした。
だれよりも観察眼がするどく
山の木々に溶け込んでいる姿でも見つけてくれます。
ところがこちらへ飛んできてからが大変でした。
一番北の鉄塔にとまったあともう一本南の鉄塔に移りましたが、
それを見つけた5羽のカラスが猛突進してきました。
どうやらかカラス一家の縄張りに入ってしまったようです。
猛攻撃にたまらずもう一本南の鉄塔に移りましたが、
それでも追いかけてきます。
とうとうこの鉄塔も離れ、西の休耕田の方に逃げていきました。
「やれやれ」と言った感じでしょうか。
それからしばらくして午後7時過ぎ、
いつもの西の鉄塔に戻ってきました。
一安心です。
今日日中は大きな干潟ができた紀ノ川にも行かなかったようです。
園部の池周辺で暑さを凌いでいたのでしょうか。
半時間の空の攻防を見せてもらった夕刻でした。
(2014/07/15 PM6:44~7:16 和歌山市)



















  

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2014年07月14日

コウノトリ(J0057)情報


午後はずっとここにいたというコウノトリ(J0057)を観に、
夕陽が沈もうとしている梅畑へ出かけました。
いつもは鉄塔に戻る時刻を過ぎても畑の中をウロウロしています。
通りすがりの人たちが携帯で写真を撮っています。
「今日は帰らないのか?」と思っていたら午後7時23分、
やっと飛び立ちました。
一旦北へ向かってから西へ旋回、
そしてまっすぐ西の鉄塔へ。
沈んだばかりの夕陽をバックに
「和歌山コウちゃん」が飛んでいきます。
きれいな姿です。
(2014/07/14 PM6:38~7:24 和歌山市)









  

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2014年07月14日

コウノトリ(J0057)情報


昨夜いつもの鉄塔に戻ってこなかったコウノトリ(J0057)を探して
夜明け前から大捜索でした。
ワールドカップ決勝戦の行方を気にしながらの捜索でした。
4爺観察隊は雲行きをしながら大谷の水田で待つことにしました。
すると西の空から急に厚い黒雲がやってきます。
あわてて3爺さんの車に避難させてもらい
雨雲の通り過ぎるのを待ちました。
十数分後やっと雨が止み外へ出て南の空を見ていると、
突然西の方角から飛んできました。
どこから飛んできたのでしょうか。
そして塒はどの辺りだったのでしょうか。
まだまだ全ての居場所はわかりません。
ともあれ朝の元気な姿を見られて一安心です。
空がまた黒くなってきたので急いで解散です。
(2014/07/14 AM4:57~5:58 和歌山市)












  

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2014年07月13日

コウノトリ(J0057)情報


今朝はコウノトリ(J0057)は、かくれんぼでした。
4爺観察隊のだれも西の鉄塔を離れるところを観ていませんでした。
いつもの水田付近を捜しましたが見つかりません。
捜索範囲も最近は行っていなかった園部地区まで拡げました。
私は紀ノ川へ。
いるのはアオサギだけでした。
と、3爺さんからの連絡です。
いつもの楠見中の電柱に留まってるとのこと。
どうやら付近を捜したときに居場所を見逃したようです。
やっといつもの光景に戻りました。
ほかの鳥やトンボなど夏らしい水田が広がっています。
クマゼミが鳴き出しました。
今日も暑くなりそうです。(2014/07/13 AM5:09~6:09 和歌山市)















  

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2014年07月12日

コウノトリ情報


午後7時前、コウノトリ(J0057)が西の鉄塔に帰って来ました。
(2014/07/12 PM6:58 和歌山市)
  

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2014年07月12日

コウノトリ(J0057)情報


東の空が久しぶりに
赤から青へのきれいなグラデーションに輝いていた午前4時46分、
コウノトリ(J0057)は西の鉄塔を離れまし。
このところ日中もずっと居ることの多い楠見中の水田へ向かいました。
食べ物が豊富になってきたこの辺りの水田や休耕田は
鳥たちにとってはパラダイスのようです。
休耕田の水中を見るとまだ尻尾のある蛙がいっぱいです。
水路には大きなナマズが泳いでいます。
朝陽が輝く夜明けでした。
【動画あり】
(2014/07/12 AM4:20~5:51 和歌山市)
















  

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2014年07月11日

コウノトリ(J0057)情報


田よ畠よ寸馬豆人雲の峰」一茶

台風が過ぎ去った和歌山市の空は雲の展示会です。
午前4時37分に西の鉄塔を飛び立ったコウノトリ(J0057)を追いかけて
楠見中へ。
昨日は台風を避けて一日中過ごした場所です。
仲良しのアオサギも一緒です。
コウノトリを観る合間に空を見あげると
関東に移った台風に引っ張られるように雲が飛んでいきます。
時おり朝陽が水面を照らします。
たぶん紀ノ川は濁流が流れ、干潟にも流木が流れ着いていることでしょう。
そんな状況を充分承知しているコウノトリは
今日もこの辺りで過ごすと思われます。
(2014/07/11 AM4:34~6:29 和歌山市)














  

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2014年07月10日

コウノトリ(J0057)情報(和歌山市に青空)


台風が紀伊半島に最接近している午後6時、
和歌山市の東の空には青空と虹が見えました。
そして暮れようとする太陽を遮っていた西の空の雲も
ちぎれちぎれに飛んでいきます。
コウノトリ(J0057)は今日一日、
和歌山市楠見中の水田で荒れた天候をやり過ごしたようです。
私が見に行くと一所懸命に乱れた羽を丁寧に手入れしていましたが、
北側の水田に降りたあとがいつもの「和歌山コウちゃん」でした。
水田を移る際に飛ばずに道路を歩いて渡ろうとします。
びっくりするのは道行く人たちです。
ドライバーの皆さんも心得ているらしく上手く避けてくれていました。
それにしても観ているものを心配させるコウノトリです。
間もなくいつもの鉄塔に戻ってくるでしょう。
(2014/07/10 PM6:00 和歌山市)













  

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